体重増加したときに疑われる病気

目次
セルフチェックリスト
肥満に気づいたら、以下の項目を順にチェックしてみましょう。
Q1
1日の食事量やおやつが多い/高カロリーなものをよく与えていますか?
Q2
運動量が減った(散歩・遊び・外出が減った、加齢、関節のトラブルなど)と感じますか?
Q3
去勢・避妊手術後、または高齢期に入ってから太りやすくなりましたか?
Q4
体重が増えてきたのに、食事量は変わらない/むしろ減っている
or お腹が空きやすくなっている?
Q5
多飲多尿、毛や皮膚の変化、お腹が膨らんできた、元気がなくなった等の体調変化がありますか?
Q6
何らかの薬(例:ステロイド、抗てんかん薬 など)を飲み始めてから太りましたか?
Q7
多頭飼育や競争給餌・フードの管理が不十分で、食事の奪い合いや置き餌がありますか?
Q8
ストレスが増えたり、環境の変化(引っ越し・家族構成の変化等)がありましたか?
各分岐ごとの鑑別疾患
A
過剰なカロリー摂取
- 高カロリー食の与えすぎ
- おやつ・間食の与えすぎ
- 飼い主の食事の分け与え
B
運動不足・活動性低下
- 散歩不足
- 室内飼い
- 高齢や関節疾患による活動量低下
C
基礎代謝の低下・ホルモンバランス変化
- 去勢・避妊手術後
- 加齢
- ホルモンバランス変化
D
内分泌疾患/病的肥満
- クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
- 甲状腺機能低下症
E
医原性(薬剤性肥満)
- グルココルチコイド(ステロイド薬)
- フェノバルビタール(抗てんかん薬)
F
心因性・行動学的肥満
- 競争給餌(多頭飼育など)
- 食事の置きっぱなし・自由給餌
- ストレス・環境変化
G
その他・複合要因/要相談
- 特発性肥満
- 遺伝的要因
- 生活習慣などさまざまな要素
- 詳細な検査(腹水・胸水などの可能性も)
まとめ
体重増加の背景には、単なる「食べすぎ・運動不足」だけでなく、
内分泌疾患(ホルモンの病気)、ストレス、薬剤の影響など、さまざまな要因があります。
普段からの体重・食事・運動の管理や、症状の経過観察も大切です。

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